2024-01-20から1日間の記事一覧
輓近、苫米地英人氏の著作を劉覧していたら、『本統にすぐれている人間は、社会的に評価されていなくても、内面では滅茶苦茶に自己肯定感が高い』というような一節に出逢った。 そこで、愚生はこれを『新人賞に落選したときの苦痛への対策』として利用できな…
輓近、スピノザの解説書を劉覧し、全体をメモしておこうとしたところ、『エチカ』についてはWikipediaでの解説が充実していて、ほとんど、加筆するところがなく、参考になった。 そこで、スピノザに類似するショーペンハウアーの解説書を読了し、おなじくWik…
カントの『永遠平和のために』は、曩時に読了したが、あまりに難解なので、無知蒙昧なる愚生には充分に理解できなかった。 といえども、輓近の世界情勢を見霽かして、『いまこそ再読しなければならない』と愚考し、まず、解説書をひもといてみることにした。…
愚生の筆名『九頭龍一鬼』に似ているということで、興味をもち、九頭七尾氏の異世界転生ものを読んでみた。 SF作家をこころざしているくせに、普段は、純文学ばかり読んでいる愚生にとって、異世界ものを劉覧するのもはじめてであった。 今回の読書体験は、…
今日、悪夢をみた。 これは、その悪夢の記録である。 まず読者諸賢にことわっておきたいことは、愚生は長年の反核派であることである。 つまり、この悪夢のなかでの『判断』は、『夢』のなかで、根源的な慾望に抑止がきかなかっただけなのかもしれないという…
疫病の瀰漫、海外での紛争、有名政治家の暗殺などと、黯黮たる気分になるような輓近である。 そこで、愚生はもはや、現世にはあまり興味がもてなくなり、ひまがあれば、『死後の世界は科学的に証明できるか』ということばかりかんがえるようになった。 ゲー…
輓近、自殺情報系のYouTubeを劉覧していたら、元基督教徒であった配信者が『なぜ基督教で自殺が赦されないかというと、大事な収入源である奴隷が自殺しないため』という考察をしており、愚生は『なるほど』とおもった。前述した『すべての道徳は支配階級のた…
われわれはなぜ生きるのか。 こたえはかんたんである。『金持ちがもっと美味しいものを喰らい、金持ちがもっと美人とセックスし、金持ちがもっと尊敬されるため』にわれわれは生きているのである。 われわれがどれだけ勤勉に――勤勉どころか場合によっては物…
愚生は、本随筆集の『文學は死んだのか。』において「文學は死んでいる」と書き、ネット書店の丸山健二著『真文学の夜明け』のレビューで「文學は生きている」と書くという、自家撞着した態度をとってしまったが、これらは、愚生の私淑する丸山健二が提唱し…
へげぞぞ様の近況ノートにあった「おれの創作記録のまとめ」が非常に興味ぶかかったので、愚生も同様に創作記録のまとめをつくってみました。元来、西暦をふくめて執筆したものですが、Wordの機能上、西暦表記が滅茶苦茶になってしまったので、当時の年齢だ…
ニーチェの話題だが、まずヘーゲルの弁証法について髣髴したい。 ヘーゲルはあのいかつい風丰からは想像しがたいが、本気で哲学により世界平和を現実せんとした人間主義者であった。恁麼の哲学の方法というのが弁証法であり、弁証法の中核をなすアウフヘーベ…
かつて、丸谷才一をはじめ、各界の知識人をあつめて『千年紀最高の作品をえらぼう』という企画がなされました。文学のみならず、絵画、映画、建築まで、日本の知性を総結集して人類千年史をふりかえったのです。愚生は曩時より、本作を読みたかったのですが…
前回、手相を話題にしたので、スピリチュアル関聯で『引き寄せの法則』について書いてみたいとおもった。愚生は『引き寄せの法則』については懐疑的なのだが、一冊だけ、法則の科學的論拠を提示している書籍があったので、当仮説の検証をしようとおもったの…
輓近、愚生は煙草の喫いすぎのためか、脳髄が朦朧としており、まともに小説を書ける状態ではなくなってきている。煙草のせいというよりは、加齢による影響のほうがおおきいかもしれない。人間の知能指数は二十四歳をピークとして偏差が修正され、漸次、平均…
直木賞で有名なる直木三十五は、「文藝春秋」一九二四年一一月号にて、「文壇諸家価値調査表」なる企画を断行した。 芥川龍之介、泉鏡花、川端康成、谷崎潤一郎など、爾時の人気作家を、学殖(学力、知識)、天分(資質、才能)、修養(人格)、度胸、風采(…
現在、バフチンの名著『ドストエフスキーの詩学』を読んでおり、バフチンの怜悧さに驚嘆しながらも、『本統に此処まで上手くドストエフスキーを理論化できるのだろうか』という疑問に憑依された。 現在、読んでいるかぎりにおいて、『ドストエフスキーの詩学…
サブカルチャー評論界を中枢として、『文學は死んだ』というような論評がよくなされる。文學はもう売れないから駄目だ(抑〻だが、芥川の時代から『羅生門』が二〇〇〇部売れてベストセラーだった)とか、文學はもうこころに響かないから駄目だとか、いろい…
愚生の『愚生』という一人称に違和感をおぼえるかたもおおいだろう。 くだらないはなしかもしれないが、一応、ここで説明しておきたいとおもう(統合失調症の治療には執筆などの創作活動が有効だと識ったので、無駄話であっても積極的に書いてみたい)。 現…
個人的に、世阿弥が藝のレベルを九段階に分類した『九位』という概念に興味をもっていた。これで、文學作品も評価できるのではないかとおもったのである。九位は、『論外』とされる鹿鉛風から、強鹿風、強細風、浅文風、広精風、正花風、閑花風、寵深花風、…
量子脳理論などの特殊な場合をのぞけば、脳内の神経伝達物質の発火をふくめ、すべての物理現象は、素粒子全軆における波動関数の聚斂できまる。 膜宇宙の分岐は、ディラック方程式における〈ブラ|ケット〉記法によって、〈ブラ|ベクトルと|ケット〉ベクト…
前回に揮毫したとおり、新人賞の予選通過率、受賞率は見事にパレートの法則に支配されている。 畢竟、たんなる確率の問題なのである。 では、プロとアマチュアを乖離させるものとはなんなのか。 プロは、一回や二回の応募で新人文学賞を受賞したというパター…
愚生はいままで、30回已上、新人賞に応募してきた。 落選するたびに、各作品の分析をしてきたが、全軆的に統計をとっているうちに、面白いことに気付いた。 パレートの法則という、ビジネスマンの人口に膾炙された法則がある。 世間の物事のほとんどは、80:…
作家を中心として、存命中の有名人たちが、自分の最期を想像してえがいた随筆集『私の死亡記事』(文春文庫)が絶版で讀めないので(Kindle化をおねがいしていますが)自分で勝手に自分の死亡記事を書いてあそんでみました。 ◇ 『九頭龍一鬼氏死去』 昨日、…
独断と偏見による傑作文學百冊。 PC内で随時更新している個人的傑作文學の一覧表を引用しました。順位表ではなく傑作群を題名の五十音順で記述したものです。題名と著者名を引用するだけではおもしろくなく失礼ですので、一作ごとに簡単なコメントをつけます…
以前にネット上で流行った「~に100の質問」の小説書きバージョン「小説書きに100の質問」を発見したので、自分も挑戦してみました。100の質問自軆が文學作品と豪語できればよいのでしょうが、たいした文章にはなっていません。 ◇ + 小説書きに100の質問 + 1…