Kindle作家九頭龍一鬼(くずりゅうかずき)の人生と意見

自著の紹介やそのほかいろいろをおとどけする予定です。

ただ褒めるだけのブログ 07

『批判されるひと』

 

批判されるひとはすばらしい。

 

まず、

批判されるだけの存在であることがすばらしい。

 

なにかを殴ろうとしても、

なにかが存在しなければ殴ることはできない。

 

存在がおおきいほどに、

そのひとはおおくのものに衝突する。

 

問題は、

批判されるほどにわれわれは成長することである。

 

仏陀をめざす僧侶たちを菩薩というが、

完璧な仏陀になるために、

菩薩はじぶんの欠点をなおさなければならない。

 

じぶんでは気付けない欠点に気付かせてくれるのが、

他者からの批判である。

 

他者からの批判をひとつずつ甘受してゆくと、

最終的に菩薩は仏陀になる。

 

われわれもおなじだ。

 

もちろん、

われわれは批判してくれたひとに感謝せざるをえない。

 

だから、

批判するひともすばらしい。